山口・一の坂川沿い千歳橋そばの「ギャラリーナカノ」(山口市中央1、TEL 083-924-6648)で9月11日、「YURIチョークアート 月の詩展」が始まった。
同展では、山口市在住のチョークアーティスト・YURIさんのチョークアート作品約30点を展示。中秋の名月にちなみ、月のうさぎをイメージした「Friends」、カエルがハスの上で月を眺めている「蓮とカエル」など、月をテーマにした作品が中心となっている。
YURIさんは「見ている人の心に幸せを運ぶような絵」をモットーに、ふんわりとしたやさしいタッチの絵を描く。チョークアートは、独特の発色の良さ、指でぼかして表現するグラデーションが特徴。YURIさんは「チョークの懐かしさを大切にしたい」と、ざらつき感のある黒板を手作りし、水性のパステルを使って描くことで、よりチョークらしさを表現している。
小学生のころから黒板とチョークが好きだったというYURIさんは、6年前にオーストラリアでチョークアートに出会い、現地のアーティストから教わったことがきっかけで、作品作りを始めた。仕事をしながらの作品制作だったが、2年前から本格的にチョークアーティストとしての活動を開始。結婚式のウエルカムボードやショップの看板、贈り物などの仕事や、山口や広島での実演販売イベントを行っている。
YURIさんは「自分のチョークアート作品を見て、のんびり、ほわんとした気持ちになってもらえれば」と話している。
ギャラリーの営業時間は11時~19時。今月16日まで。(©マルニ)