山口井筒屋(山口市中市町)5階催場で10月5日、「假屋崎省吾フラワーデモンストレーション&トークショー ~あなたの暮らしに花の彩りを~」が開催された。
華道家・假屋崎省吾さんは、美輪明宏さんから「美をつむぎ出す手を持つ人」と評され、その作風は繊細かつ大胆で、独特の色彩感覚が特徴。
デモンストレーションでは假屋崎さんが登場すると、自身がピアノ演奏した音楽をバックに、花器に次々と花を生けていき、観客を魅了した。假屋崎さんはドウダンツツジ、ユキヤナギ、リンドウ、オンシジュウムなどさまざまな花を生けながら、家庭で花を楽しむコツ、花の切り方や生け方のワンポイントアドバイス、暮らしの中に花を取り入れることのメリットなどを紹介した。3日にオープンした山口井筒屋店内を見て回った時のエピソードを交え、会場の笑いを誘う場面も。
1時間のトークショーで、秋の美しい色合いを表現した作品や鮮やかな色彩の作品など6点が完成。そのうち5つの花器は、山口市の萩焼陶芸家・大和努さんの花器を使用。大和さんが假屋崎さんに呼ばれてステージに上がり、花器の説明を行う場面も見られた。
デモンストレーションで創作した假屋崎さんの作品は、山口市中心商店街の山陰堂(中市町)、ふじもと呉服店(米屋町)、清香園茶店(道場門前)、コープどうもん(道場門前)の4店舗に展示された。展示は6日まで。
同イベントは、山口市中心商店街で開催されている「やまぐち秋の彩りフェスタ」の一環として行われたもの。今後も「モールサーカス」(9日~13日)、「CP戦士ぶちエージャーショー」(12日)、「人力車に乗って舞妓さんと記念写真!」(7日・11日・12日)など、多数のイベントが商店街を盛り上げる。(©マルニ)