3日開業の「山口井筒屋」で内覧会-棟屋ネオンサイン点灯式も

1階フロアの様子

1階フロアの様子

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 山口・中市町に10月3日グランドオープンする百貨店「山口井筒屋」(山口市中市町、TEL 083-902-1111)の内覧会が同1日に行われ、報道関係者などに公開された。

地階の食品売り場

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 山口井筒屋は、8月31日に閉店した老舗百貨店「ちまきや」を引き継ぐかたちで開業する。食品の占める面積を1.4倍に増やし、婦人洋品や雑貨の強化、バランスを考えた婦人服ブランドの投入、山口特産品の取り扱い、井筒屋オリジナルショップの展開などが店づくりの特徴。

 ちまきやの売り場のうち7割を改装対象とし、1カ月かけて改装を行った。以前は地階にあった洋菓子・和菓子を1階に移設、地階には惣菜の新規ブランドを導入してバリエーション豊かにした。店内の雰囲気も変わり、地階の食品売り場は濃茶とシルバーでまとめられ、1階や2階でも部分的に茶系を使うことで、全体的に高級感と上質感を感じさせる店内となっている。

 同社の有田實取締役は「デパ地下を充実させ、生活に密着している食品に力を入れることで、お客様に満足してもらえるのではと考えた。また、他都市には大抵あるような広く支持されているブランドを導入することで、お客様の満足度を高める。買い物をするために広島、小倉などに流出していた人たちをこの商店街にとどめたい」と話している。

 内覧会には、取引先や報道関係者をはじめ、近隣の店舗や住民400世帯、従業員家族450世帯を招待した。来店者が実際に買い物を楽しむ様子も見られた。

 閉店後、全従業員が屋上に集まり、「棟屋ネオンサイン点灯式」が行われた。カウントダウンの声とともに、8人の代表者がスイッチを押し、棟屋ネオンサインが点灯した。

 2日はカード会員向けにプレオープンし、3日にグランドオープンとなる。(©マルニ)

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