「山口井筒屋」概要発表-ちまきや引き継ぎ10月3日開店へ

1階和洋菓子売り場のイメージパース

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 山口井筒屋(山口市中市町)は9月1日、山口・中市商店街に出店する「山口井筒屋」の新店舗概要を発表した。

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 同店は、8月末で閉店した百貨店「ちまきや」を引き継ぐかたちで出店。メーンターゲットにミドル世代以上の顧客、サブターゲットに団塊ジュニア世代や20代の有識女性を設定し、食品の強化、ファッション雑貨や婦人服の強化、リビング・趣味雑貨の構築の3点に重点を置き商品構成を行う。

 地階に生鮮や総菜などの食品を配し、1階に和洋菓子やベーカリーを導入する。食品売り場は1階にも設け、ちまきやよりも食品が占める面積を拡大し集客の要とする。総菜では「RF1」「富惣」「古市庵」のほか、「梅の花」「グラム1」「フルーツJ」(以上、山口県初)」が、和洋菓子は「横浜ポンパドウル」「ラペドゥヒカワ」「イグレックデュース」「資生堂パーラー」「菓匠清閑院」「湖月堂」のほか、「桂新堂」「三松堂」(以上、山口県初)が新規出店する。

 1階は和洋菓子以外に、ブランド化粧品、アクセサリー、靴、バッグ売り場になる。インポートは「コーチショップ」(6月18日開店)、外資系コスメは「クリニーク」「ランコム」、婦人靴は「銀座ヨシノヤ」が新規に出店。

 2~3階は婦人服売り場。幅広い世代に対応できるよう、30~40代に向けたブランドを新規導入しバランスをとった。「アンタイトル」「ミッシェルクラン」「ヒューマンウーマン」「クリアインプレッション」「レリアン」などが新規ブランドとして加わる。

 4階は紳士服、ベビー・子ども服売り場に、5階はインテリア、キッチン、寝装品、ギフトサロン、催事場となる。飲食は、各階にレストラン・喫茶などが入り、ちまきやでの店舗が継続するかたちとなっている。

 サービス面では、旧来のちまきや駐車場と中市駐車場を一体運営とし、全385台分の合同駐車場となる。入口ゲートを1カ所にしたり、車幅を広げたりするなどで、駐車場の利便性を向上させるという。

 「山口井筒屋」は今年5月に「宇部井筒屋」から商号変更した社名で、10月にオープンする店舗は「山口店」、宇部・常盤町にある「宇部井筒屋」は「宇部店」という位置づけになる。

 同日、山口・中市町の「中市コミュニティホールNac」で山口井筒屋の入社式が行われ、元ちまきや従業員182人と新規採用者42人の合計224人が出席した。オープンまで、研修や講習を行っていく。

 グランドオープンは10月3日。開業後1年間の売り上げ目標は85億円を見込む。(©マルニ)

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