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宇部にカフェ「ヒライス」 古着店「ミミック」に併設、古着×酒×旅を融合

「誰かにとって帰りたくなる場所になれたら」と桂さん

「誰かにとって帰りたくなる場所になれたら」と桂さん

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 喫茶酒場「HIRAETH(ヒライス)」(宇部市松島町、TEL 080-8563-4873)が宇部にオープンして、9月10日で1カ月がたった。

自家製レモネードと黒糖チーズケーキ

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 店主の桂みきさんは福岡出身で、大学在学中の2019年12月に古着店「MIMIC(ミミック)」を開業。古着店に併設する形で同店をオープンした。

 桂さんは「カフェの構想は以前からあった。古着独特の『高そうで入りづらい』というイメージをなくし、ナチュラルに友だち作りの場を増やせたらと思った。コンセプトは古着×酒×旅の融合で、好きなものを合わせた空間」と話す。 

 コロナ禍で古着店は2年ほど休業していたが、昨年の夏頃から再スタートした。「大学を卒業して余裕もでき、長く営業できるようになった」と、現在は宇部と福岡を行き来しながら週4日営業する。

 提供するドリンクは、海外のコーヒー豆や茶葉なども使用する。ハンドドリップの「コーヒー」、「タイティー」、ベトナム産「ハス茶」(以上500円)のほか、「自家製レモネードソーダ」「スパイシーチャイラテ」「ココナッツコーヒーシェイク」「バナナシェイク」(以上650円)などを用意する。

 アルコール類は、ウォッカやビール、焼酎、ウイスキー、ジン、ワイン、梅酒、リキュールなど40種類以上そろえる。チャージ料不要。

 フードメニューは、「彩りピクルス」「ナッツ」「天かす塩昆布冷奴」「オリーブオイル漬けチーズ」(以上300円)、「ベトナムフォー」(850円)、「冷やしラーメン風素麺」(550円)などのほか、毎朝手作りするケーキ(500円)を日替わりで1種類用意する。ケーキは、「黒糖チーズケーキ」「コーヒーチーズケーキ」「抹茶チーズケーキ」など。

 東南アジアが好きで一人旅に行くという桂さん。「旅に出た気分、旅に出る前のワクワク感を少しでも味わってもらえる店にしたい。郷愁という意味がある『ヒライス』を店名につけたが、故郷のようなどこか懐かしく、誰かにとって帰りたくなる場所になれたら」と話す。

 オープンから1カ月がたった。桂さんは「洋服が好きな人たちがゆっくりと好きなことを話せるカジュアルな空間になり、これまで以上にいろいろな人と出会え、山口の人と仲良くなれてうれしい。古着屋であることは変わらないので、多くの人に古着を手にとってもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は13時~24時。火曜・水曜・木曜定休。

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