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宇部に「おひさまきっちん」 市内の弁当店と仕出し店の商品を一堂に

「楽しみながら宇部の味を感じてもらえたら」と瀧下さん(中央)

「楽しみながら宇部の味を感じてもらえたら」と瀧下さん(中央)

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 弁当や総菜などを販売する「おひさまきっちん」(宇部市恩田町1、TEL 0836-52-9368)が10月1日、宇部にオープンした。

店内に並ぶ弁当や総菜

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 運営は、今年6月に創業した食料品小売業「TAIYO(タイヨー)」(同)。店舗面積は約25坪。店内に冷蔵ショーケースや商品カウンターを設け、弁当店や仕出し店が出品する弁当、総菜、うどん、天ぷらなどを販売する。

 現在出品している店舗は、仕出し専門店「松葉」(新天町2)、仕出し・総菜店「にいや/Osozai Delica218(お惣菜デリカ にいや)」(床波2)、総菜店「惣菜市場 デリきち」(南浜1)、「木嶋製麺所」(寿町3)、野菜などを販売する「ナチュラルファーム」(東岐波)。

 店主の瀧下菜歌さんは「出品しているお店は父の知り合いの方々。法事や会議などの集まり事での利用が多く、販路が限られているという状況を聞き、何かできることはないかと考えてきた。飲食業界は人手不足も深刻なので、人手をかけないスタイルなら実現できるのではないかと思い、各店に話を持ちかけた」と話す。

 店内には「セルフうどんコーナー」を設ける。木嶋製麺所の麺を使った「宇部うどん」(400円)は、出汁(だし)と天ぷらを松葉製とにいや製の2種類から選べ、常駐するスタッフが手伝いながらセルフで茹でる。店内に24席のイートインスペースを設け、電子レンジやオーブントースターも用意する。

 瀧下さんは「宇部の美味しい弁当や総菜が集結し、地元の味を組み合わせることができる『匠の台所』になれたら。私がレジ対応などを行うのでお客さまと会話するのも楽しみ。気楽に立ち寄ってもらい、おひさまの下でひなたぼっこするように過ごしてもらえたら」と笑顔を見せる。

 「今後もジャンルが被らないような店舗の商品を増やしたい。店同士で協力し合うことで相乗効果を高め、各店がこだわりをもって提供している商品をより多くの人に知ってもらえる機会にできれば。定期的に楽しんでもらえるようなイベントも行いたい」とも。

 同店では、オープニングイベントを3日間実施する。10月1日は、松葉の社長が自ら対面で握る「にぎり寿司(全9貫入り)」(2,360円)を通常価格の半額で数量限定販売したほか、同2日は、デリきちの料理長がチキン南蛮などを実演販売する。同3日には「宇部うどん」を半額で提供する。同イベント期間は、11時開店。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。

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