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宇部・琴芝通りで「余興市庭」 「宇部まつり」の前のにぎやかし目指す

主催する「工夫舎」の店主・根来正樹さん

主催する「工夫舎」の店主・根来正樹さん

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 蚤の市イベント「余興市庭(よきょういちば)」が11月3日、宇部の琴芝通りで開かれる。

出店する雑貨

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 主催するのは今年4月にオープンした書店「工夫舎」(宇部市寿町2)。当日は、同店の前から寿橋通りまでの路上に一般市民3組を含めた22店舗が出店し、焼菓子や古着、本、雑貨、古道具などを販売する。

 同店店主の根来正樹さんは「別のイベント時に、琴芝駅からの通りを多くの人が歩いているのに営業している店が少ないのはもったいないと感じた。企画が潤沢にできている『宇部まつり』の隣で、店の枠を越えた小商いが育めるイベントがあれば、祭りの力場が広がり、主体的に参加できる人も増えていくのでは。祭りの前のにぎやかしになればという意味を込めて『余興』とつけた」と話す。

 同イベントのコンセプトは「祭をより楽しむ、モノと芸術の蚤の市」。出店するのは、主催の「工夫舎」(古本、ZINE、紙雑貨)のほか、「MIMIC」(古着)、「Yusuke Sakai」(アート作品展示)、「onda kotoshiba」(古書、CD、レコード、カセットテープなど)、「イロドリ」(彫金アクセサリー)など。

 根来さんは「個人でイベントを主催する方も企画に参加してくれる。単発で終わってしまうイベントではなく、運営の仕方や広報などお互いが持っているノウハウをシェアしてより良いものにしていきたい。既存の祭りが衰退していく中、全国の『ここで何かやったらいいのに』という人に『余興市庭』のライセンスを譲渡することで、待つ姿勢ではなく自分からアクションを起こすきっかけになれば」と話す。

 「これを機に宇部市に来る人や工夫舎をのぞくきっかけになる人、この蚤の市に少なからず期待してくれる人など、皆で楽しい出会いのあるマーケットを作っていけたら」とも。

 開催時間は11時~16時。雨天中止。

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