米粉クレープ店「Hanamusubi(はなむすび)」が11月17日、山陽小野田市東高泊にオープンした。
店主は、幼児食インストラクターや食育アドバイザーなどの資格を持ち、「自分の子が幼い頃に食物アレルギーがひどく、知識を深めるために資格を取った。子ども食堂を開きたかったが、以前働いていた店でクレープやワッフルを作っていた経験を生かし、児童養護施設や子ども食堂などでも振る舞いやすく、親子で来店しやすいクレープ店を選んだ」と話す。
提供するクレープは、米粉の生地で、自家製生クリームや旬の果物、手作りの食材を使用する。
メニューは、メレンゲクッキーを包んだ「メレンゲHanaちゃん」(740円)を看板に、自家製プリンを包んだ「Hanaちゃんプリン」(1,050円)、カスタードやパイを包んだ「Hanaちゃんブリュレ」(860円)、熟成栽培された「ごほうびバナナ」を使用する「チョコバナナ」(760円)、フランス産発酵バター「エシレバター」を使用する「シュガバター」(640円)など。
山川ミカン(北原早生)、リンゴ(ムーンルージュ)、シャインマスカット(晴王)、イチゴ(博多あまおう)など、旬の果物をふんだんに使った「季節のクレープ」も用意する。
テイクアウトをメインに据えながらも店内にカウンター席=4席を備え、「照り焼きチキン」(690円)や「エッグチーズウィンナー」(730円)などのおかずクレープも提供する。 ドリンクは、「ホットコーヒー」(320円)や「バナナジュース」(520円)、「カフェラテ」(370円)、フルーツを使った「ベリースムージー」などをそろえる。
店主は「落ち着いたら、親子でのクレープ作り体験やシフォンケーキ教室などのイベントや、こども食堂も開いていきたい。両親が共働きで忙しかったり、ひとり親家庭だったり、家庭環境は様々。私もそうだったが、産後の子育て中に姉がおかずを持ってきてくれて、助けてくれる人の温もりに救われた。恩返しの気持ちを込めて、これからは誰かの支えになりたい。親子の笑顔が集う場所になれたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~17時。