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宇部で「体験型環境学習イベント」 コンセプトは「空の旅」、ジビエ試食も

過去のワークショップの様子(写真提供=SDGsワークス)

過去のワークショップの様子(写真提供=SDGsワークス)

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 旅を楽しみながら地球環境について考える体験型イベント「かんきょうフェスタ」が1月26日、「ときわ湖水ホール」(宇部市沖宇部)で開かれる。主催は宇部市。

過去のワークショップの様子

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 同イベントは、市内の小・中学校やときわ動物園をフィールドに実施している環境教育プログラム「せかい!動物かんきょう会議」の市民向けプログラムとして初開催するもので、同会議に協賛する日本航空(JAL)の協力の下、「食べて遊べる空の旅」をコンセプトに現役パイロットらとワークショップを行う。

 運営する一般社団法人「SDGsワークス」の柿沼瑞穂事務局長は、「環境学習というと堅苦しくなってしまいがちだが、入り口を広く捉え、楽しみながら体験してもらうことで、その先にある環境問題を考えるきっかけになればとの思いで実施する」と話す。

 対象は、市内在住の小中学生(定員50人、要事前申し込み)。当日は、空の旅をイメージした会場内に「里山の島」「食べる島」「空の島」など島に見立てたブースを設置する。参加者は各ブースを順番に巡り、里山環境や食品ロス削減、空の環境対策といった専門家の説明や、シカ肉料理の試食、「バガス紙で作る紙ヒコーキ飛ばし」などを行いながら、環境について学ぶ。

 イベント内に設ける「お楽しみタイム」では、参加者が持ち寄った「家庭でまだ使える不要品」の交換も行う。柿沼事務局長は「『お楽しみタイム』では、自分たちが大切に使ってきた物を交換することで、ゴミにしないことや、誰かに大切に使ってもらうことを経験してもらいたい。日常生活で環境につながることは多くあるが、それを固く考えず、体験しながら楽しんで知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は13時~16時。参加申し込みは今月17日まで。

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