「萩往還展」が1月18日、JR新山口駅北口の「新山口駅観光交流センター」(山口市小郡令和1)で始まった。
初開催となる同展。幕末には維新の志士たちも往来したという「萩往還」の見どころを解説したパネルや、過去のフォトコンテスト入賞作品などを展示するほか、土曜・日曜・祝日には萩往還を実際に歩いて案内する「萩往還語り部の会」のガイドが常駐する。
主催する山口観光コンベンション協会の観光事業部主任・川井雅義さんは、「萩往還は歩くことで知られる道だが、知らない人にもまずは認識してもらうきっかけになればと企画した。なじみのない人にも展示を見てもらい、興味を持ってもらえればと萩往還のルートから離れた場所を会場にした」と話す。
語り部の会で13年間ガイドを行う古谷眞之助さんは、「今回の展示が、萩往還は『歴史の道』であることを知ってもらうきっかけになればうれしい。おしゃべり好きなガイドも多いので気軽にお話しできれば。ぜひ実際に歩いてみたいと思ってもらえたらよりうれしい」と話す。
会場の床には、萩往還のルートが分かる「フロアーマーキング」を設ける。川井さんは、「ガイドと会話をしながら想像をふくらませてほしい。今後の萩往還関連のイベントへの参加にもつながれば」と来場を呼びかける。
市内から訪れていた20代の女性は「電車までの時間があったので立ち寄った。最近山口県に引っ越してきたこともあり、展示を見て興味がわいた。今度子どもと一緒に歩いてみたい」と話す。
同展は3月2日まで。開催時間は9時~17時30分。