![「Frutta」外観](https://images.keizai.biz/yamaguchi_keizai/headline/1738910431_photo.jpg)
フルーツジュースとクレープの店「Frutta(フルッタ)」(山口市駅通り1)が1月16日、オープンした。
山口県内でキッチンカー営業をする同店が、唐揚げ専門店「鶏工房 Aomizu(アオミズ)」を間借りする形で出店し、テイクアウト専門で営業する。
店主の海津久仁隆(かいづくにたか)さんは「キッチンカーを始めたのは、けがをして農業関係の仕事が続けられなくなったこと。見た目が良くないだけで捨てられてしまう果物がもったいないと思い、農家の現状を見てきた経験を生かそうと、規格外品を活用したフルーツジュースを提供するキッチンカーを2021年に始めた。今回は縁があり、間借りという形で出店の提案をもらい、実店舗での営業に挑戦する」と話す。
提供するクレープは、「チョコバナナ」(500円)や「ミックスベリー」(550円)、「ハムチーズ」(600円)、「ソーセージピザチーズ」(650円)など店舗限定商品も含め約20種類。自家製ジャムを使用した「いちご」(600円)、「いちごバナナ」(700円)などの季節限定商品も用意する。
ドリンクは、「ミックススムージー」「濃厚バナナミルクスムージー」「ベリーベリースムージー」(以上500円)や、「メロンソーダ」(400円)、「キャラメルラテ」「黒糖ミルクティー」(以上450円)など約20種類をそろえる。
果物は、県内産のリンゴやイチゴ、広島県産のレモンなど旬の産地の果物を使用する。「自分で農家と話し、実際に食べて納得した果物を仕入れる」と海津さん。
「普段キッチンカーが行かないような場所に出店すると喜ばれるのがやりがい。中山間地域で出店することや、フードロスを減らす取り組みなどが、地域振興やSDGsにつながれば。今後もキッチンカーと店舗の両方で、果物を中心とした美味しい商品を提供していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~16時30分。日曜・月曜・火曜・第4水曜定休。