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宇部に「我が家の冷凍庫」 冷凍食品120種類以上を「どこよりも安く」販売

千々松宏一郎さん(右)と林秀之さん

千々松宏一郎さん(右)と林秀之さん

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 冷凍食品販売専門店の「我が家の冷凍庫 from サンセリテ」(宇部市東須恵)が2月26日、宇部にオープンした。

同店が販売する「冷凍食品」

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 秋吉台国際芸術村内のレストラン「サンセリテ」のオーナーシェフ・千々松宏一郎さんと、飲食店経営コンサルティングやDX推進事業などを手がける「ReX(リクロス)」の林秀之社長がタッグを組んで出店した。

 同店では、市場価格よりも30~40パーセント安く販売することを目標に掲げる。千々松さんは「物価の高騰もあり、常連のお客さんから『外食するのが厳しくなった』という声を聞いていた。どこよりも安く冷凍食品を販売することで生活の助けになればと出店を決めた。安く提供できるのは、これまでに多くの人がレストランに来店し応援してくれたことで、食品会社の協力を得ることができたから。それぞれの家庭が抱える食の問題に少しでも還元したい」と話す。

 約20坪の店内に11台のショーケースを設置し、下ごしらえ不要な魚・肉、野菜、オリジナル弁当、パスタ、ドリア、野菜、おかず、スイーツなど120種類以上を販売。決済は、現金やクレジットカード、バーコードに対応する。

 千々松さんは「一般のスーパーでは見かけないような商品をそろえている。安さだけなく、レストランで食べるようなクオリティーの和食、洋食、中華料理を、湯煎するだけのように簡単に食べられるものを提供する。共働き世代や単身者、シニア層などの強い味方になりたい」と話す。

 「春以降には自社で監修した冷凍食品を販売する予定。年内には自販機の設置や、都市部を含めた10店舗の出店を目指す。野菜や魚を安く販売するコンビニエンスストアの出店も視野に入れている」と意気込みを見せる。

 林社長は「私自身がサンセリテの大ファン。食品ロス削減にもつながり、冷凍食品でSGDsに貢献できれば。当社がコンセプトとして取り組んでいる『もったいないをなくす』を少しでも解決し、宇部から全国に広げていきたい」と話す。

 オープンから1カ月間はスタッフが常駐し、9時~21時に営業する。3月中旬以降は、24時間無人営業する。

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