重ねても大丈夫なイチゴパックで出荷スタート-防府のイチゴ農園

重ねてもイチゴがつぶれない「クリスタルケース」

重ねてもイチゴがつぶれない「クリスタルケース」

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 防府・切畑のイチゴ農園「しげきよ農園」(防府市切畑、TEL 0835-32-3680)で12月上旬より、重ねてもイチゴがつぶれない容器「クリスタルケース」でのイチゴの出荷が始まった。

イチゴ同士がくっつかない容器「ベリーホールトレー」

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 クリスタルケースは、プラスチック製のふた付き容器でクリスタルをイメージさせる八角形の形状。ケース自体に強度があり、買い物袋の中で容器を重ねたり、物が当たったりしても、イチゴがつぶれないのが特徴。ふたがあるので保存性も良い。

 普通のイチゴパックでは、イチゴをきちんと並べなければいけないため人件費がかかる。クリスタルケースを使用することで生産性を高め、出荷の手間を省けるメリットもあるという。

 イチゴ同士がくっつかずに出荷することができる「ベリーホールトレー」という容器もあり、トレーに施されたへこみにイチゴを並べて出荷する。イチゴが互いにくっつかないことで腐敗防止になり、きれいに並べられたイチゴにより高級感が出るため贈答用にも使えるのがメリット。8個、9個、12個、15個、18個用の5種類がある。

 クリスタルケースとベリーホールトレーは、同農園の重清信夫さんと、防府・台道のイチゴ農家・山本丈志さん、防府・牟礼のイチゴ農家・河村和昭さんの3人で組織する「大道イチゴグループ『だいどう るーらるふぁーまーず』」が作った出荷形態で、昨年からこの出荷形態をとっているという。

 同グループが栽培しているイチゴは「紅ほっぺ」「かなみひめ」「さちのか」「とよのか」など。防府市場に出荷し、その後、防府市内や近隣の小売店やスーパーなどで販売されている。昨年は3農園で25トンを出荷した。イチゴの出荷シーズンは12月~5月で、出荷ピークは3月~5月。(©マルニ)

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