食べる

山口に「ナルカフェ」 工務店が新業態に挑戦、街と暮らしをつなぐ場所へ

「ナルカフェ」店内

「ナルカフェ」店内

  • 1

  •  

 山口のカフェ「naru cafe(ナルカフェ)」(山口市大内中央2、TEL 083-902-9440)が9月18日、オープンから2カ月を迎えた。

提供する「せいろランチ」

[広告]

 同カフェを運営するのは、注文住宅や店舗改装などを手がける「成匠」(同)。今年4月の社屋リニューアルで増築した建物内で、ランチやカフェメニューを提供する。増築部分は広さ16平方メートルで、カフェスペースのほか、個室ルームも設ける。

 社長の山内成人さんは「家づくりの打ち合わせは2時間以上かかることもある。長時間になるため、その間においしいコーヒーを提供できればと考えたのが、新業態への挑戦の始まり。人が人を呼び、ここを起点にさまざまな人々と出会っていきたい」と話す。

 店内には、カウンター席やテーブル席など計27席を設ける。同社のインテリアコーディネーターである奥永未夢さんが内装を手掛け、多くの植物を配置してくつろげる空間に仕上げた。現在、カフェ部門を担当する奥永さんは「飲食についてはまだ手探りの部分もあるが、専門の方の力を借りながら高品質なものを提供している」と話す。

 カフェメニューは、「Milton Coffee Roastery(ミルトンコーヒーロースタリー)」(周南市)のブレンド豆をハンドドリップで淹れる「コーヒー」(450円)のほか、「抹茶ラテ」(550円)、「紅茶」(450円)、「レモネード」(450円)などを提供する。テイクアウトにも対応する。

 ランチの食材は、阿知須産のカボチャ「くりまさる」や、JA山口県から仕入れたタマネギなどを使用し、地産地消にこだわる。メニューは、20食限定の「季節野菜の蒸篭(せいろ)」(小鉢、スープ付き、1,200円)、「バターチキンカレー」(950円)の2種類で、セットドリンクはプラス300円。ご飯は白米と雑穀米をブレンドする。

 デザートは、「ワッフル」「アフォガード」(以上550円)、「コーヒーゼリーパフェ」や期間限定の「崩して食べるアップルパイ」(以上600円)など。「チョコレートスコーン」「抹茶ホワイトスコーン」(以上300円)も常時用意する。

 同店では、棚貸し(販売スペース)やイベント開催、セミナールームなど、店内スペースの「賃貸」も行う。現在、植物や子ども服などを販売する4店が出店している。

 山内社長は「仕事や勉強での利用から、腰を据えて読書をしたり、誕生日を祝う場にしたりと、思い思いの過ごし方をされている。カフェの雰囲気を気に入ってリフォーム施工につながったり、改装の相談ももらったりしている」と話す。

 「心を通わせた相談のしやすい地元の工務店としてあり続け、これからも『街や暮らしの快適さ』を還元していければ」とも。

 日曜・祝日のランチ営業は10月から開始する。営業時間は、10時~17時(ランチタイムは11時30分~14時まで)。火曜・水曜定休。

暮らす・働く

学ぶ・知る

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース