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萩美術館で「花鳥版画展」始まる 北斎、広重などの希少作品並ぶ

北斎、広重らの作品が並ぶ会場(写真提供=山口県立萩美術館・浦上記念館)

北斎、広重らの作品が並ぶ会場(写真提供=山口県立萩美術館・浦上記念館)

 山口県立萩美術館・浦上記念館(萩市平安古町)で4月18日、特別展「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に」が始まった。

北斎、広重らの作品が並ぶ会場

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 今年10月に開館30周年を迎える同館が、記念イベントの第一弾として開催する同展。アメリカの芸術大学「ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン」(通称RISD)付属美術館が所蔵する、慈善家のアビー・オルドリッチ・ロックフェラーさんが蒐集・寄贈した約700点の日本の花鳥版画コレクションから厳選した163点を展示する。

 同館学芸課長の吉田洋子さんは「花鳥版画という個性的なテーマを持つ同コレクションは、アメリカにおける浮世絵コレクションの中でも、その稀少性により高く評価されている」と話す。

 「天保期に歌川広重と葛飾北斎の活躍によって黄金期を迎えた花鳥版画だが、日本国内で所蔵される花鳥版画の数が少ないため、まとめて紹介する機会が少なく、今回の展覧会はその点でとても意義深いものとなっている」とも。

 会場には、「芥子」(葛飾北斎、1831~1832年頃)、「鷽 垂桜」(葛飾北斎、1834年頃)、「月下桃に燕」(歌川広重、1832~1835年)、「三日月に松上の木兎」(歌川広重、1832~1835年頃)など、四季を彩る草花や樹木に鳥や虫などを取り合わせた花鳥版画が並ぶ。

 関連イベントとして、学芸員による「スライドレクチャー」(5月16日、聴講無料)や「ギャラリー・ツアー」(毎週日曜)を実施するほか、館内で「花と野鳥の写真展」(4月18日~5月31日)や、新光産業きらら浜自然観察公園レンジャーによる野鳥の解説(5月23日)も行う。

 吉田さんは「コロナ禍直前にRISDに滞在し、『日本で展示会を行いたい』と意思を通わせたところから始まった企画。美術を愛するセレブ女性が、本当に自分が好きなものを集めたコレクションは、芸術を志す人たちへの美しい贈り物でもある。お気に入りの作品を見つけてほしい」と鑑賞を呼びかける。

 開館時間は9時~17時、月曜休館。観覧料は、一般=1,600円、学生・ 70歳以上=1,400円、18歳以下無料。5月31日まで。

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