山口市内各所で3月20日、通常では見ることができない神社仏閣や公共施設、民間施設の「お宝」を一斉に公開する「山口お宝展」が始まる。
今回の見どころは、国宝瑠璃光寺五重塔の内陣特別公開。瑠璃光寺五重塔は、全国に現存する五重塔で10番目に古く、日本三名塔の一つに数えられている。普段は開けることのない1階部分を2年ぶりに公開する。公開は、期間中の土曜・日曜・祝日9時~16時。
そのほか、常栄寺雪舟庭、洞春寺、今八幡宮、龍福寺などの神社仏閣、山口市菜香亭、山口市歴史民俗資料館、山口県立山口博物館などの公共文化施設25カ所で、それぞれの「お宝」を見学することができる。
さまざまな大内人形の展示や制作者による説明、大内塗体験ができる「平成の大内人形館」、観光ボランティアガイドが風水のまちづくりを交えながら案内する「お宝ガイドツアー」(期間中の日曜)、4つの会場でお茶を楽しむ「OIDEMASE桜めぐり・お茶めぐり」(3月29日)などのイベントも行われる。
「山口お宝展」は、2006年に冬場の観光客を呼び込むイベントとしてスタートし、今年で4回目となる。毎年1月~2月に開催していたが、今年は桜の時期に合わせて3月~4月に開催時期をずらした。山口市、防府市、萩市、長門市、美祢市、阿東町、津和野町の広域7地域による、「お宝」を共通テーマにした「おいでませ山口お宝めぐり」も同時開催される。
4月19日まで。(©マルニ)