宇部・ときわ公園内の「ときわミュージアム」（宇部市野中3、TEL 0836-37-2888）は2月に発行した「ときわ公園彫刻ウォーキングマップ」に続き、第2弾として「うべ市街地彫刻ウォーキングマップ」を発行した。

折り畳んだ状態のマップ

　マップでは、宇部市内の道路や公園などに展示されている114点の彫刻作品を「宇部市全域」「宇部市中心部」「宇部市立図書館」にエリア分類して紹介。表面に彫刻分布地図、裏面は作品画像やデータを掲載した。第1弾の「ときわ公園彫刻ウォーキングマップ」では、ときわ公園内の彫刻100点を紹介した。

　歩きながら彫刻を鑑賞できるよう持ち歩きやすいポケットサイズになっており、1枚のマップを折り畳むとA6サイズになる。デザイン・イラストは、第1弾に引き続き宇部市出身の美術家・岡本よしろうさんが手掛けた。マップ上の建物、バス、電車、人物などが岡本さん独特のほのぼのしたタッチで描かれており、親しみやすいマップになっている。

　同館では1万部を制作。ときわミュージアムのほか、市役所や図書館など宇部市内の公共施設で配布している。

　同館の礒田冴子さんは「今年の秋には、2年に1度開かれる彫刻展『UBEビエンナーレ（現代日本彫刻展）』があるので、市外からの来訪者にも市街地の彫刻を紹介できれば」と話す。（©マルニ）