宇部市が楠地域で建設を進めている複合施設「楠こもれびの郷」が8月5日に部分オープンする。運営は指定管理者「楠むらづくり株式会社」が行う。
同施設は、木造平屋建ての温浴施設「くすくすの湯」(約1,050平方メートル)、農産物直売所「楠四季菜市」・農家レストラン「つつじ」・交流室(約610平方メートル)、モデル農園(約5ヘクタール)、農業研修交流施設「万農塾(ばんのうじゅく)」(2010年3月完成予定、約300平方メートル)、体験農園(約0.5ヘクタール)から成る複合施設。楠地域の農林業振興と地域の活性化、都市と農村の交流などを目的にする。
「くすくすの湯」は、温浴施設の集客力を活用することで農業振興との相乗効果が期待されることから整備。2004年8月から掘削を開始し、2005年3月にアルカリ性単純温泉と認定された。
直売所やレストランでは、楠地域の農産物や加工品の直売、地域の食材を生かした食事を提供。モデル農園で収穫したナス、はなっこりー、タマネギなども直売所やレストランで利用する。
モデル農園、体験農園では、農業生産法人等の担い手活用や新規就農者の育成、都市生活者の農業体験を進める。
7月25日・26日には、地域関係者による運営のリハーサルが行われる。(©マルニ)