宇部の個人博物館「道具と機械の資料館」が10周年-会社員がコツコツ収集

10周年を迎えた個人ミュージアム「道具と機械の資料館」

10周年を迎えた個人ミュージアム「道具と機械の資料館」

  • 0

  •  

 宇部・東梶返の個人ミュージアム「道具と機械の資料館」(宇部市東梶返3、TEL 0836-33-3684)が8月、10周年を迎えた。

展示されている水彩画とアンティーク品

[広告]

 「18歳の時にアンティークのコロナ社製タイプライターを手にしてから、これまで40年間、昔の道具や機械を収集してきた」と館主の山本雅史さん。会社勤めをしながら収集を続け2000年5月に同館をオープン。週末限定で事前に連絡を入れてから来館してもらう形ながら、これまで約200人が来館した。

 山本さんの自宅に併設された同館の館内にはタイプライター、カメラ、ミシンのほか、オルゴールや蓄音機などのアンティーク約250点を展示。「古くて動かなくなったものは自分で修理する」という山本さん。館内では大正時代に製造された扇風機が涼風を送っているが、「エアコンを設置しようと思ってお金を貯めるけど、お金が貯まるとついつい骨董品を買ってしまうので、いつまでたってもエアコンが買えない」と笑う。

 今月12日から10周年を記念して展示会を開く。これまでに収集した明治、大正、昭和の電話機15点を展示するほか、山本さんが描いた水彩画15点、鉄道写真(黒田和幸さん撮影、L版約1,000枚)などを展示する。

 「水彩画は3年前から描き始めたばかりだが、中間色が出せるところなどに魅力を感じて虜(とりこ)になっている。今はアンティークの収集よりも水彩画。これを機に始めてみたいという人がいれば気軽に声をかけてほしい」(山本さん)とも。

 開催時間は10時~16時。観覧無料。今月15日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース