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インタビュー2015-11-09

整理収納のプロ、片づけ上手は幸せ上手
片づけパンダ

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ビジネスマッチング宇部(以下、BM宇部)の活用と新ビジネスの創出を目指してスタートしたコラボ企画「事業者インタビュー」。

第5回の登場は「片づけパンダ」の屋号で片づけの先生として活動する整理収納アドバイザーの中村美夕紀さん。事業の内容や今後のコラボ展開などについて聞いた。(聞き手/山口宇部経済新聞編集長 田辺久豊)

-先日は「宇部ビジネス交配会」にご参加を頂き有難うございました。その後のコラボ活動のご様子なども今日はお聞きしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

はい、分かりました。どうぞよろしくお願いいたします。

-まずは中村さんがされている事業の内容について教えてください。

一言でいうと「整理収納のコンサルティング」です。片づけで困っている人から相談をもらって、実際に片づけたい場所に行って整理収納についての基本を教えながら、ご自身で片づけられるようになってもらうというサービスを提供しています。

お掃除屋さんではないので、一時的にきれいにすることを手伝ったりするのではなく、あくまでご自身で片づけられるようになってもらうことを目的にしています。

-依頼される内容としては、自宅を片づけたいというのがほとんどですか?

そうですね。ご自宅でのご依頼が多いですが、事務所などもありますね。長い間家族だけで事業をしている事務所だと、使っていない書類が放置されていたり、開かずの棚があったりして、どこから手を付けて片づけたらいいのか分からないという相談をもらったりすることもあります。

-あぁ、そういうところは結構多いかもしれませんね。それで、依頼された場合にですが、まずは現地に行ってどんなことをされるのですか?

まずはヒアリングをして、家の中にある物をどんな風に使っているのか、家の中でどんな行動をされているのかを出来るだけお聞きするようにしています。仕事からの帰りが何時ごろか、洗濯をするのはいつごろなのか、休みの日はどうされているのかとか、例えばお子さんがいらっしゃる家庭だと、お子さんの習い事のことなどもお聞きします。

そのライフサイクルの中に、片づかない原因や散らかってしまう原因が必ずあるので、ヒアリングをして原因を分析し、そして最終的にどういう状態に片づけることが最適なのかを話し合いながら進めていきます。

事務所やお店の場合だと、片づけることで日々の業務がしやすいようなシステム作りをするイメージですね。

-なるほど。日々の生活習慣の中に片づかない原因があるということですね。ところで、中村さんがこのお仕事を始めたのはいつごろなのですか?

開業届を出したのは今年の1月末です。開業に先行してちょうど1年ぐらい前にブログを開設しました。「片づけ」というサービスのニーズが知りたかったというか、おそらく需要はあるだろうなと思いつつ、まだ市場が出来ていない状況なので、どんな反応があるかが知りたくてまずはブログを立ち上げ、片づけに関することなどを書いていました。

-起業される前は、どんなお仕事をされていたのですか?

起業する前は外資系の保険営業を約2年間していました。その前は大手家電メーカーで地元の販売店向けにマーケティングのサポートなどをしていました。セミナーを開くお手伝いをしたり、店内のディスプレイを考えたりして、地元の販売店が量販店に負けないように売っていく施策を考えてアドバイスしていました。

-いろんな経験をされているのですね。

そうですね。その前には東京でレコーディングエンジニアをしていました。

-レコーディングエンジニアですか。ミュージシャンのアルバム制作のお手伝いみたいな?

そうです。たくさんのアーティストさんのレコーディングをお手伝いさせて頂きました。CDに名前(旧姓)がクレジットされているものもたくさんあります。機材のセッティングや調整なども含めて、準備から片づけまでやっていましたね。これまでにいろんな仕事を経験してきて、今は全部の経験が生かされていると思います。

-ちなみに中村さんは、子どものころから片づけが好きだったのですか?

はい、実は大好きでした(笑)。先生の引き出しを片づけたりしていましたね。つい先日、小学校の時に大好きだった先生と何十年振りにお会いしたのですが、その先生から「あんたは私の引き出しをよう片づけよったねぇ」と言われました(笑)。

-そういう生徒は中村さんだけだったから、今でもよく覚えてるんでしょうね(笑)。

その先生が大好きだったんで、将来は「小学校の先生」になりたいと思っていたんですよ。一番が小学校の先生で、二番が掃除のおばちゃん。三番が家政婦だったんです。当時「片づけの先生」という職業があったら、一番にしていたでしょうね(笑)。

-なるほど。好きなことが仕事になったのですね。

先日、見初小学校で5・6年生を対象に「片づけ」の授業をさせてもらいました。当初はPTAとかでお話をさせてもらえればと思って校長先生に相談したところ「ぜひ子供たちにお願いします」と言ってくださって。先生方も私の授業をすごく楽しみにされていたようで、とても楽しかったですね。

-それはいいですね。小学校の道徳みたいな時間で「片づけ」をテーマにした授業があると良いですよね。でも、教えることができる人が少ないでしょうね。

昔は物が少なかったから片づけるということを特に意識する必要がなかったと思うんですよね。「花燃ゆ」とかの時代劇を見ても、お茶碗は人数分しかないですし、食卓に並ぶ物も少なくて、使った食器は洗ってから空っぽになっている棚に戻すだけという感じですからね。

それが戦後の高度経済成長で一気に物が増えて、いろんな物が手に入るようになったけど、「もったいない」という観念が残っているから、物を捨てられない、捨てちゃいけないっていう人が多いんだと思います。

そういう時代の流れがあるので、片づけ方を教えられる人がいない状況ですよね。片づけるという文化がないんだと思いますよ。

-今は物が多いですからね。整理整頓というか、不要なものをすぐに捨てることをしないとすぐに物でいっぱいになりますよね。

サービスの依頼を受けて行くと、家の中から同じものが何個も出てくるわけですよ。ハサミが10個以上、布団叩きが10個。毛玉取りが5個とか…。本来そんなに多くいらないはずなのに、家の中が片づいていないからどこにあるか分からなくなって、同じものを何個も買ってしまうんですよね。

無駄な物がたくさん増えているのに、もったいないから捨てられない。結果的に物があふれてまたどこにあるのか分からなくなるという…。家の中が整理されていれば、壊れたから買うとか、足りなくなったら買うということが当たり前にできるようになります。

捨てないことが「もったいない」ではなくて、根本的に物の持ち方を間違えているということに気付いて修正していかないと、これから先も物が減らないし、ゴミは減らないと思います。「もったいない」は物を持つ時から始まっていることですから。

-確かにそうですよね。「もったいない」を再定義する必要があるかもしれませんね。話は変わってコラボについてお聞きしたいのですが、これまでにどんなコラボをされましたか?

飲食店とコラボしてランチタイムに「ランチセミナー」を開いたりしています。ランチの前にセミナーをして、ランチをしながら片づけに関する雑談をしたりするようなイベントです。セミナーは、葬儀屋さんや住宅メーカーさんから依頼を受けて開いたこともありました。

-今後のコラボ展開として考えていることは何かありますか?

ランチセミナーは今後も継続して展開していきたいと思っています。そのほかに今やりたいなと思っているのは、このサービスをプレゼントとして贈れるようにしたいと思っています。娘さんからお母さんに「母の日」のプレゼントとしての展開を考えていきたいです。

-それは良いと思いますよ。今は物があふれていますから、物ではなくサービスを贈るというのは今後増えてくると思います。

それと、これまでにセミナーに来てくださった人たちとオフ会みたいな感じで集まれるイベントを開いてみたいなと思っています。「その後どうですか」とか「片づいてますか」といった話をしながら、やる気のスイッチを入れてあげられたらなと。

それからもう一歩進んで、片づけることが出来るようになった人たちと、インテリアや雑貨などを楽しむイベントもしてみたいですね。片づいた後に、より自分の好きな空間を作って楽しむみたいな。片づけの本来の目的はそこなんですよね。私は「片づけること」を目的にしては絶対にいけないと思っていて、日常生活をより楽しむために片づけをする必要があると思っています。

-そうですよね。何のために片づけるのかということですよね。今日は興味深い話がたくさん聞けました。ありがとうございました。

片づけパンダ
TEL:090-8877-7355
整理収納アドバイザー 中村美夕紀

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