山口・阿知須の「きらら博記念公園」で1月30日、原発反対を呼び掛けるイベント「フォトメッセージキャンペーン」が開催される。
同イベントは、上関・祝島の原子力発電所の建設計画に反対する東京都在住の20代男女6人で結成している団体「グリーンハーツ」が主催する。
祝島がハートの形をしていることから、緑色のハートの物を持ち写真を撮り、その写真をつなげて動画にしてネット配信するほか、祝島に応援メッセージとして届けることで原発計画に反対するもの。同取り組みの第1弾は2009年に行われており、昨年も第2弾が行われた。今後も行う予定だという。
今回のイベントを企画したのは祝島応援隊の隊長で、みどりの未来ネット代表の橋本嘉美さん。昨年12月に、原発計画に揺れる祝島と脱原発を決めたスウェーデンの取り組みを描いたドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)を鑑賞し、進められようとしている祝島の原発計画の現状に「心を打たれた」という。「自分たちも祝島になにかすることができないか」と調べているときに、同団体の取り組みを知り企画した。橋本さんは「私にできることはこれ以上ないかもしれないが、原発計画反対の気持ちを持つ人がいることを知ってもらうことが大切だと思う」と話す。「多くの人に参加してもらえれば」とも。
開催時間は10時~12時。参加無料。みどりのハートを作るための紙、ペンなど持参。当日は祝島産ミカンを販売するほか、ビワ茶を無料で振る舞う。