宇部・中央町の銀天街アーケード内に1月15日、ハンドメードの革製品専門店「革工房KOU(クウ)」(宇部市中央町3)がオープンした。
店舗面積は10坪。6年間東京の革製品専門店で働いていたという森高厚さんが、「いつしか自分の店を持ちたい」と東京からIターンして出店した。
現在はブレスレッド(2,500円~)や小銭入れ(3,500円~)、財布(12,000円~)などを販売するほか、オーダーメードの注文も受け付ける。商品は裁断から縫合、デザインに至るまで手作業で行い、「ハンドメードから生まれる温かみを大切にしている」という。現在は「店頭用とオーダーの商品を並行して作っている状態」だが、「店頭の商品数も増やしていく」予定。客層は男女問わず20代から60代まで幅広いという。
同店で扱う革は、染色や加工を施していないヌメ革。使い込むほど味が出てくるもので、「自分だけの一品」になるのが特徴。その反面、ヌメ革は汚れやすいため制作の際にとてもデリケートに扱わなければいけないという。
森高さんは「20年前に訪れた時に、にぎわっていた銀天街を取り戻したいという気持ちが強く、あえて人通りの少ない銀天街への出店を決意した。自分が作るものを好いてもらえれば場所は関係なくお客さんは来てくれるはずなので、あきらめずにこの場所で頑張りたい」と意気込みを話す。今後については、「自分の作るものを一人でも多くの人に知ってもらいたい」と話す。
営業時間は12時~20時。水曜定休。