宇部市内の高校や大学でも、東日本大震災の被災者を支援しようとする動きが広がっている。
生徒の提案を受けて校内で募金活動を始めた慶進高校(宇部市西琴芝2)は、学校全体で支援活動に取り組む。同校生徒会長の北坂醇矢さん(2年)は「最初はどれくらいの人が募金してくれるか不安もあったが、生徒や先生、来校者の方にも募金してもらえた。被災地の役に立つことができれば」と話す。
宇部フロンティア大学(文京台2)では、学生が「災害支援ボランティア実行委員会」を立ち上げた。中心となったのは益原幹人さん(4年)。大地震が発生した日の夜に「自分たちも何かすべきでは」と友人にメールを送信。益原さんに賛同した20人で支援活動を行っている。
現在は献血のあっせんや募金活動のほか、被災地支援メンバーを募るポスター作りをしており、今後は支援物資を募ることや周辺他大学と連携しての街頭募金活動などを行う予定という。
益原さんは「被災地を支援したいと思い、とにかくすぐに動きたかった。災害ボランティアは自分自身も初めてのことなので戸惑うこともあるが、的確に情報を得て活動をしていきたい」とも。