宇部の農業施設に新研修生加わる-「農業で地域を支える人材」目指して

万能塾塾長の田村敦義さん(右)と研修生の佐藤富恵さん(左)

万能塾塾長の田村敦義さん(右)と研修生の佐藤富恵さん(左)

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 宇部・楠の農業研修交流施設「万能塾」(宇部市大字西万倉)に3月16日、農業研修生3人が新たに入塾した。

 同施設は複合施設「楠こもれびの郷」内にあり、休日を利用して農業体験を希望する人向けにイベントの開催や、新規就農者の育成・サポートを行っている。

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 今回加わったのは10~30代の男女3人。昨年12月に入塾した男性を合わせ、現在4人が同塾で研修を受けている。研修は2年間で、農業簿記や農機具の操作、ビニールハウスの建て方など農業の基本的な勉強は全員共通で行い、小松菜やホウレン草などの軟弱野菜や根菜、米などの専門分野を各自で決め、将来的に農業で生計を立てることができるように学ぶ。

 研修生初の女性で、入塾前までは事務職に従事していたという佐藤富恵さんは「以前も農業を志した時があったが一歩踏み出す勇気がなかった。後悔したくないと思い、勇気を出して転職を決意した」と話す。「新しいことばかりで毎日が新鮮。その半面戸惑うことも多いが、目標は自分が育てた野菜を誰かに『おいしい』と言って食べてもらうこと」と笑顔をみせる。

 同施設塾長で自身も農家の田村敦義さんは「農業は自然に苦しむことが度々あるが、それを乗り越えて野菜が育ったときの喜びはとても大きい。農家の暮らしも学んでもらい、農業で地域を支える人材になってほしい」と期待を込める。

 研修生は今後地元農家へ実習に行き、実際の現場で経験を積みながら農業を学ぶ予定だという。

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