宇部緑橋協会(宇部市常盤町1)で5月22日、ドキュメンタリー映画「幸せの経済学」の上映会が行われる。主催は「ゆるゆるつながりネットワーク」。
同作は、ヒマラヤの辺境「ラダック」を舞台に、約30年前まで外国人立ち入り禁止地域だった場所に欧米の消費文化が流れ込みグローバリゼーションが進んだことによって起きた「伝統的な暮らしの崩壊」を描く。そこから生まれた「新たな貧困」について、消費文化に翻弄(ほんろう)されるラダックの人々の姿を基に「本当の豊かさとは何か」を問いかけるドキュメンタリー映画。
主催する「ゆるゆるつながりネットワーク」三浦伸夫さんは「東日本大震災により原発問題が大きくなっている今、対原発のありかたや生き方を考えるときだと思う。この映画で『本当の豊かさ』や『生き方』について何か感じとってもらえればと思い企画した」と話す。
「生物の多様性が失われつつあることに対する認識を広めるため」に制定された国際生物多様性デーである同日、同映画の配給・宣伝を担当している「ユナイテッドピープル」は同作品の全国100カ所での上映会を目指している。同会場はその内の会場の一つ。
上映は13時~。上映後、参加者で映画や「豊かさ」について談話を予定する。参加費は800円。問い合わせは三浦さん(TEL 080-3370-4083)まで。