市民活動団体「宇部市地球温暖化対策ネットワーク」(UNCCA、宇部市寿町2)が6月15日、「節電コンテスト」を始めた。
環境フェアや小中学校での環境教育の授業などを通して省エネや節電などを推進し、地球温暖化の防止に努めようと活動している同団体。
同コンテストは、関東を中心とした東日本では夏場の電力不足対策として各家庭15%の節電が求められている現状を受けた同会が「関東・被災地を応援する思いを込め、宇部でも各家庭で15%の節電にチャレンジしよう」と企画したもの。
対象となるのは宇部市内の各世帯。9月15日までの期間中、中国電力から毎月発行される検針票を同事務局に持参。6月~9月分の検針票のうち、任意の月のものを提示し、前年同月と比べ15%の節電に成功した先着30世帯に「賞品」として「省エネ蛍光灯」2本を進呈。
特別賞として6月~8月または7月~9月の3カ月間の検針票の累計で最も節電量・節電率の多かった上位2世帯には「エコグッズ」を用意する。
事務局の春木英治さんは「エアコンの設定温度を上げることや、照明をまめに消すなど節電の仕方はいろいろあるが、各家庭に合った方法で楽しく取り組んでもらえたら」と参加を呼び掛ける。「各家庭が15%節電することで、二酸化炭素の排出量を6%減らすことができるので、この企画をきっかけに地球温暖化対策への意識も高まれば」とも。