慶進中学校(宇部市西琴芝2)で11月18日、東京証券取引所(東京都中央区)による出張講座が行われた。
修学旅行(12月6日出発)で同取引所を訪れる2年生69人を対象に、事前に経済に関する知識を深めようと実施。同取引所が展開する出張講座「シェア先生の経済教室」の一環として行われた。
同取引所グループCSR推進部東証アカデミー事務局の町田貴子さんが講師を務め、経済や株式・株価の基本的な仕組みを解説。「株価は景気よりも先行して動くことから世の中の動きを知る指針となる」ことや、「新聞記事などによっても株価が変化する」ことのほか、上場している地元企業や生活に見近な商品を提供する企業の事例などを織り交ぜながら約100分にわたり講義を行った。
授業を受けた與市園晴佳さんは「これまでは興味がなかった分野だったが、為替レートが1円変わるだけで企業に多大な影響があることを初めて知った。地元の企業がとても力があることも分かった。これからは興味をもって学習したい」と話した。
同校の加治英雄校長は「株や経済に関することは中学生には難しいかと懸念していたが、思ったよりも子どもたちが興味を示していたので安心した。経済に関するニュース記事など積極的に見て学習し、取引所を見学をしてきてほしい」と期待を寄せた。