国際ホテル宇部(宇部市島1、TEL 0836-32-2323)で8月22日、施設内のレストラン「中国料理 桃花林」に特化したタッチパネル式デジタル案内板の運用が本格化した。
1階のエレベーター横に設置した同案内板は、7階の同店情報が確認できる「タッチパネル式デジタルサイネージ」。昨年3月のホテルリニューアル後、施設内案内板のペーパーレス化に取り組む同ホテルが、顧客サービスの一環として導入。「7階まで行かなければ、営業の有無やメニュー内容が確認できない」という「悩み」を解消した。
利用客は「ランチタイムメニュー」「ディナータイムメニュー」「おすすめメニュ-」「お知らせ」の4コンテンツを自由に閲覧できるほか、トップ画面には営業時間や貸し切り、割引の有無などを表示。当日のメニューも確認できるようにした。液晶パネルは23インチ。
4月下旬には19インチのモデルを試験的に設置。文字の大きさや画質、同ホテルスタッフによる更新のしやすさなどを考慮し、改良を重ねてきたという。
「『7階まで行ったが定休日だった』というお客さまの声を聞いていたが、設置後は解消されたようだ」と同ホテルの阿部正和支配人。「当ホテル内のレストラン3店舗共通で割引デーも設けているので、同レストランが定休でもその他のレストランに来店いただくなどの効果に期待したい」とも。
システムを手掛けた市内のIT企業「ピージーシステム」(善和)の大村さんは「サービスの向上に、当社の技術がうまくマッチしニーズに応えることができた。見て触れて利便性の高さを体感していただければ」と話す。