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「うべ元気ブランド」に新商品-「丸尾港のタコ」など5社6品目

久保田宇部市長(中央)と認定証を手にする各企業の担当者

久保田宇部市長(中央)と認定証を手にする各企業の担当者

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 宇部市が認定する「うべ元気ブランド」に新たに加わる商品が決まり、「第3回認証書授与式」が8月27日、ときわレストハウス(宇部ときわ公園内)で行われた。

認定された洋菓子や干物などの6商品

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 同市の第一次産業の振興や活性化、宇部のブランド力の向上や第六次産業化などを目的に、一次産業の生産品を使った加工製品を「ブランド」として認定する同取り組み。2010年から始まり、これまでに延べ16社27商品が認定されてきた。

 今回認定されたのは、洋菓子店「ボナペティ」(常藤)の焼き菓子「宇部炭都バーグ」(1個250円)、「宇部煉瓦」(1個200円)、パン店「couleur(クルール)」(楠こもれびの郷内)の「うべ米粉パン」(200円)、「県漁協東岐波支店加工部」(東岐波)の干物「丸尾港のタコ」(525円)など5社6商品。

 大正時代に宇部一帯で生産されていた「桃色レンガ」をモチーフにしたカステラ「桃色レンガのこみち」が認定された「創作洋菓子のロイヤル」(南小串2)の薬師寺隆店長は「ネーミングを宇部らしくすることに重点を置き、実際の桃色レンガにも使われている食用のカルシウムを入れて『DNA』を一緒にした。五感で味わってもらいたい」と話す。

 市内小野地区の山口茶を使った「茶葉まるごと粉末緑茶」が認定された「JA山口宇部緑茶センター」(末信)所長の井上敏次さんは「近年、急須でお茶を飲む人が少なくなっている。より手軽に飲めるので若い層に親しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 久保田后子宇部市長は「昨年からはブランド力アップに努めている。(市や商品の)名前が広がることでシティーセールスになり、経済や人が回り地域活性につながる。認定はスタートなので、これからさらに良い循環が生まれれば」と話す。

 各商品は、認定を受けた各事業所や市内スーパー、山口宇部空港などで販売する。

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