宇部ときわ公園(宇部市則貞3)ときわミュージアム熱帯植物館(TEL 0836-37-2888)で現在、ババナの木がたくさんの実をつけ、訪れる人の目を楽しませている。
実をつけたのは「シマバナナ」と小型の「モンキーバナナ」で、100本以上を実らせている。昨年は、寒さと木の株の痛みの影響から実がつかず「しばらくぶりに見ることができる」と同館の室智崇さん。
高さ約4~6メートル、葉の大きさ約3メートルの同バナナは、室温20度前後、湿度約80%の「快適」な環境で9月中旬ごろに実をつけ、同月下旬ころには白い花を咲かせたという。現在は、1本あたり15センチ~20センチほどの大きさに育っている。鑑賞用のため、食用としない。
17本ほどのバナナを栽培している同館。「今はまだ真っ青だが、ゆっくりと熟していくので黄色くなるまで冬の間は楽しめるのでは」と室さん。「植物館では、これから開花を迎える花もある。冬でも暖かいので、ぜひ見に来てもらえれば」と来館を呼び掛ける。
開館時間は9時~17時(植物館への入館は16時30分まで)。火曜定休。