宇部・新天町の画廊「GALAXY（ギャラクシー）ふくなが」（宇部市新天町1、TEL 0836-31-0085）で現在、日本画家・藤井勘すけ（すけ＝土へんに介）さんの作品展が行われている。

金箔を一面につかった作品

　京都在住で東京や名古屋など主要都市で個展を開いている藤井さんの個展。同画廊では、1993年に初めて個展を開催し今年で20年目。今回で11回目となる。

　展示するのは、「藤井さんのライフワーク」（同店店主の福永繁さん）である観察した野生サルをテーマにしたものやハス、ケイトウ、ツバキやジャガイモ、ニンジンなど野菜をモチーフにした作品など約60点。岩絵具や金箔（きんぱく）、銀箔（ぎんぱく）などの素材を使い描き上げられている。

　金箔を一面に使った作品では、描いたサルの絵の横にサルの特徴や感想など、日記の一部を手書き添え、エピソードなども披露している。

　藤井さんの作風について、福永さんは「自由奔放でとてものびやか。日本画というジャンルにとらわれない発想で描かれる」と話す。「何よりも真摯（しんし）に取り組まれている姿勢は20年間変わらない。宇部でもファンを持っておられる方。ご覧いただけたら」と話す。

　開催時間は10時～19時。入場無料。9月10日まで。