宇部・西岐波の和菓子店「若狭屋」(宇部市西岐波、TEL 0836-51-9301)が9月13日、「ピオーネ大福」の販売を始めた。
冬季に「じゃんぼいちご大福」が話題となる同店。今回販売するのは、岡山や広島・三次産のピオーネを使った「ピオーネ大福」と、岡山産の品種・晴王を使った「シャインマスカット大福」。
ブドウは「その日に入った中で最も品質の良い等級のものの中でも状態が良いもの」を使い、北海道産の白小豆餡(あん)と餅粉で果実の皮ごと包んで販売する。価格は1個180円。「シャインマスカット大福」は土曜のみ用意する。
ブドウを使った大福は秋季限定商品として4年ほど前から始め、昨年から「シャインマスカット大福」の販売を始めたところ年々リピーターが増加。店頭に掲げた旗のみの告知で販売した初日は、用意した約200個が昼前には完売するという人気ぶりを見せた。
同店の前田美幸さんは「毎朝その日の分を作っているが、収穫直前の天候や木によっても味が変わってくるので、何個作ることができるかは直前まで分からない。ブドウの皮と餡の厚さのバランスが絶妙になるようにしている」と話す。
「ブドウをそのまま食べているようにジューシー。食べ比べもお勧め」とも。
営業時間は8時~18時。日曜・祝日定休。販売は11月上旬まで。