宇部・新天町アーケード内で12月15日、「ミニSL走行」が行われた。
同アーケード商店街を走行したSLは、実際のSLやまぐち号で使用している石炭だけで運転する「石炭焚きミニSL」。5両編成で約30人を乗せ、本物と全く同じ煙を出しながら約80メートルを走行した。
13時から走行を始めた「ミニSL」。アーケード商店街内に響き渡る汽笛ともうもうと上がる煙につられ、瞬く間に乗車待ちの行列ができ、17時までに延べ約700人が乗車した。父親と一緒に乗車した田辺遼太朗くん(4)は「後ろにも下がって楽しかった」と笑顔を見せた。
同商店街で現在繰り広げられている「クリスマスフェス」の一環で行われた同イベント。「たくさんの人に喜んでもらえて良かった」と話すのは、運転を担当した県民活動団体「SLやまぐちファンの集い」の藤井博史さん。同団体は県内各地でミニSL走行やSL写真展を開く活動を行いながら「SLやまぐち号」の運転を応援している。
藤井さんは「ミニSL走行は毎月県内のどこかで実施している。来週は周南市で行う。SLやまぐち号の末永い運転を今後も応援していきたい」と話す。