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宇部・宮脇書店の年間ベストセラーランキング-1位は「海賊とよばれた男」

「ランキングで今年を振り返っていただければ」と森谷店長

「ランキングで今年を振り返っていただければ」と森谷店長

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 宇部の書店「宮脇書店」(宇部市東梶返3、TEL 0836-37-0011)に2013年の年間書籍売り上げランキングを聞いた。

「永遠の0」や「黒田官兵衛」などの話題作も紹介

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 1位に輝いたのは、今年の本屋大賞を受賞し著書「永遠の0(ゼロ)」も今冬映画化されるなど注目を集めた百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」だった。同作は、上半期の3位からランクアップ。上半期に引き続いて百田さんの作品が1位を獲得し、2冠を達成した。

 ランキングは、1月から12月まで同店で販売した書籍の中から、コミックを除いた文芸書やビジネス書、エッセイ・一般書、新書、文庫の各ジャンルを合わせた総合ランキングで集計。ランキングベスト10は以下の通り。

1位=「海賊とよばれた男 上・下」(百田尚樹)
2位=「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹)
3位=「人間にとって成熟とは何か」(曽野綾子)
4位=「スタンフォードの自分を変える教室」(K.マクゴニガル)
5位=「いつやるか?今でしょ!」(林修)

6位=「今やる人になる40の習慣」(林修)
7位=「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤)
8位=「謎解きはディナーのあとで3」(東川篤哉)
9位=「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子)
10位=「あなたの知らない山口県の歴史」(山本博文)

 2位には、上半期に続き村上春樹さんの作品がランクインしたほか、今年の流行語大賞を受賞したカリスマ予備校講師・林さんの2作品が初ランクイン。9位に着けた「置かれた-」を除き、上半期ランキングからの顔ぶれがガラリと変わる結果となった。

 ランキングの結果について、同店の森谷泰英店長は「ここ2~3年はヒット作に乏しかったが今年は世の中で話題が多かったので、それが反映されヒット作に恵まれた年だった」と話す。「百田さんと村上さんの作品は根強かった」とも。

 同店での一年については、「ショップインショップ形態の雑貨コーナー『style F(スタイル エフ)』のオープンや店内の改装があり、店内での回遊性を高めるなど変化があった一年だった」と振り返り、「来年も本を身近に読んでいただけるように工夫していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~23時。

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