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山陽小野田に完全予約制の洋菓子店-看板商品は「キャラクターケーキ」

甲斐さんが手掛けるバースデーケーキやデコレーションケーキ

甲斐さんが手掛けるバースデーケーキやデコレーションケーキ

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 山陽小野田の住宅街に3月上旬、洋菓子店「完全予約制のお店 ケーキ屋さん」(山陽小野田市セメント町2、TEL 080-6345-9923)がオープンした。

元居酒屋の店舗に工房を設ける

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 おのだサンパーク近くの住宅街に位置する同店。元居酒屋の店舗を改装した約10坪の工房では、洋菓子の常時販売は行わず、完全受注生産のスタイルで営業する。

 同店を開いたのは、これまでに地元・宇部や山口市の洋菓子店に12年間勤務した甲斐純平さん。18歳のころから実践と独学で洋菓子の技術や技法を習得し、製菓学校には行かずにパティシエとして経験を積んできたという。出店のきっかけについて甲斐さんは「店長も経験してきたが、これまで予算や時間の問題などでお客さまの要望に応えられないことも多く、歯がゆさを感じていた」と明かす。

 同店のコンセプトは「要望をかなえること」。得意とする看板商品は、物語のワンシーンを切り取ったようなイラストを描いたオーダーメードや特注のバースデーケーキ。通常のデコレーションケーキも受け付ける。価格は1,800円~(12センチ、フルーツ盛りは2,300円~)。ホールのバースデーケーキをメーンに、「シュークリーム」(130円)や「スフレロール」(650円)などのほか、予算や要望に応じてカット売りのケーキも販売する。

 「子どもたちの持つキャラクターのイメージは壊さないように、キャラクターの雰囲気や性格も調べた上で取り掛かる。ケーキの上に一つのストーリーやドラマを再現することがこだわり」と甲斐さん。「いずれは常時販売も行う店舗を構えたいが、今は目の前の要望に着実に応え、利用してくださる方に喜んでいただけるようなケーキを作りたい。困ったときに選んでいただけるような店になりたい」と笑顔を見せる。

 キャラクターケーキは2日前まで、デコレーションケーキは前日までの予約が必要。営業時間は9時~18時。

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