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宇部で「ウィーンウイーク」-58年ぶりの少年合唱団来宇に合わせて

オーストリアの代表的な菓子「ザッハトルテ」を提供する洋菓子店「エトワル」

オーストリアの代表的な菓子「ザッハトルテ」を提供する洋菓子店「エトワル」

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 6月3日に58年ぶりに来宇する「ウィーン少年合唱団」の宇部公演(会場=渡辺翁記念会館)に合わせて現在、宇部市内の飲食店などで「ウィーンWEEK」が開催されている。

オーストリア料理「子牛のカツレツ」

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 今月26日に始まった同イベント。市内の飲食店でオーストリア・ウィーンにちなんだ料理やドリンクなどを提供するほか、宇部市立図書館(宇部市琴芝町1)やANAクラウンプラザホテル宇部(相生町8)のギャラリーなどで、同市の文化を紹介するパネルや大使館から取り寄せた風景写真などを展示している。

 同イベントについて、市産業振興部観光・6次産業推進課の担当者は「普段は触れる機会がないテーマだと思うので、食や写真を通してウィーンを身近に感じてもらえれば」と話す。

 飲食店では、宇部市内の和洋菓子店やコーヒー店、カフェ、バー、居酒屋など18店が参加。洋風居酒屋「知路留の舘」(中央町1)では赤・白のオーストリア産ワイン(700円)を期間限定で用意するほか、ディナータイム限定で「ヴィーナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)」(980円)を提供する。店主の中谷彰さんは「バジルとトマトのソースを添え、子牛肉のミルキーさとさっぱりとした味わいを楽しんでもらえる。評判が良ければ継続して提供していきたい」と話す。

 「手作り菓子工房 エトワル」(若松町5)では、20年近く続く定番スイーツ「ザッハトルテ」(350円)をウィーンWEEKメニューとして用意。シェフパティシエの小川将司さんは「ザッハトルテは当店の人気商品。ウィーンに敬意を払って独自にアレンジした。この機会にぜひ味わってもらえれば」と呼び掛ける。

 このほか、参加レストランでは「ターフェル・シュピッツ(ウイーン風ボイルドビーフ)」や、オーストリアのリキュールと合わせたオリジナルカクテル、「カフェ・ウインナ」などを提供する。菓子店では、オーストリアの代表的な菓子「ザッハトルテ」や、フランボワーズとスパイスを入れた焼き菓子「リンツァートルテ」、ラム酒風味のビスキュイ生地にクリームを合わせた「マラコフトルテ」などをテークアウトで用意する店も。

 参加店などの詳細は宇部市のホームページや、観光情報スマホアプリ「うべ観光ナビゲーター」で確認できる。6月3日まで。

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