全国各地で講演活動を行う中村文昭さんのドキュメンタリー映画「何のために」の上映会が7月26日、山口県スポーツ文化センター（山口市維新公園4、維新百年記念公園内）で行われる。

　自主上映会形式で9月に一般公開となる同作品。同日は、皮切りとして全国47都道府県の各会場で一斉に上映会が開かれる。主催は、イベントの情報発信や講演会の主催などを行う山口イベント情報局。

　三重県出身の中村さんは、全国各地を飛び回りながら年間300回を超す講演活動を行う。飲食店経営の経験などを経て「人との縁」を大切にしながら、若者と農業を実践する取り組み「耕せニッポン！」や学校教諭に向けた「あこがれ先生プロジェクト」など幅広い活動を展開する。

　同作は、中村さんと出会うことで人生が大きく変わった5人にスポットを当て「時に泣き、時に笑い、励まし合いながら、支え合いながら、人々が大切なことに気付いていく姿を描く」90分間のヒューマンドキュメント。ナレーションは、山口・田布施町出身の松村邦洋さんが担当する。

　「中村さんとの出会いは3年ほど前の講演会だったが、元気になるエネルギーと自分を振り返るきっかけをくれた平成の語り部ともいえる方」と話す同局の吉田さん。「この映画は、縁を大切にしながら『何のために』と考えてほしいというメッセージが込められている。上映会では、参加する人同士もつながり合い、何かに気付くきっかけにしてもらえれば」とも。

　上映時間は10時30分～、14時～。チケットは1,300円（前売り1,000円）。定員は各回100人。チケットの販売などはホームページから確認できる。問い合わせは吉田さん（TEL 080-6314-8475）まで。