「大人の社会派ツアー」で山陽オートレース場の裏側見学-現役選手がガイド

自らのバイクを披露しながら説明する岡本選手

自らのバイクを披露しながら説明する岡本選手

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 宇部・美祢・山陽小野田の産業スポットを観光する「大人の社会派ツアー」の人気コース「山陽オートバックヤードと山陽地区探訪」が7月23日、開催された。

目の前をバイクが疾走する

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 「山陽の今昔」をテーマに、山陽地区の寝太郎荒神社や郡・船木に8000石を領した厚狭毛利家菩提寺の洞玄寺、山陽食品工業などを巡るほか、山陽オートレース場(埴生)の裏側見学をする同コース。宇部・山陽小野田のほか、防府、長門など県内から50~70代の26人が参加した。

 同コース目玉の山陽オートレース場では、全日本オートレース選手会山陽支部に所属する現役オートレーサーの岩崎亮一選手と岡本信一選手をガイドに、通常は一般の立ち入りが禁止されている競走車検査場やエンジンの調整を行う場所などを見学。別棟のVIPルームからもレースを観戦し、走路内側からのレース見学では目の前を疾走するバイクに歓声が上がった。

 選手が自らバイクを整備するロッカールームでは、レーサー歴23年の岡本選手が自身のバイクを披露。参加者からは次々と質問が飛び、バイクにスターターやブレーキがないことや最高時速が約150キロであることなどのほか、岡本選手が「(今日の)午前中に出場したレースでは自分が1着だったが、ゴールするまで1着だという自信はなく、追い付かれるのではないかと気が抜けない」と現役選手ならではの話を披露した。

 岡本選手は「このような形で説明することは普段ないが、みなさんに興味を持っていただきとてもうれしい。良いパフォーマンスができるようにと日々努力を続けているので、ぜひ競技を知って楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。

 宇部・東岐波から参加した70代の男性は「バイクの整備からレースまでを間近に見て、選手は大変だろうと感じた。特に車体が地面近くまで傾いてカーブすることにはとても驚いた」と話した。防府から参加した60代の女性は「裏側が見られるというところに興味が湧いて参加した。オートレース場には初めて来たが、選手から直接話も聞けて良い経験になった」と笑顔を見せた。

 同コースは、9月4日と12月15日にも実施される。

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