年末ジャンボ、宇部「奇跡の売り場」に開店前から行列-誤報騒動も追い風に

開店2時間前から行列ができた「奇跡の売り場」

開店2時間前から行列ができた「奇跡の売り場」

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 「年末ジャンボ宝くじ」が全国で一斉に発売された11月21日、1年半ぶりの高額当せんに期待がかかる宇部の「奇跡の売り場」こと「宇部琴芝チャンスセンター」(宇部市常盤町1)に開店前から行列ができた。

昨年の年末ジャンボ発売日を上回る行列

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 2009年から3年連続で年末ジャンボ宝くじの1等当せんを出し、全国的に注目を集める同売り場。ここ1年半は高額当せんが出ていないものの、11月下旬のオータムジャンボ宝くじで、1等後賞の3億円6,000万円が当たったとされた「誤報騒動」は記憶に新しい。

 販売初日となった同日は、開店前から億万長者を夢見る約60人が行列を作り、宇部や山陽小野田、下関など近郊からの来客のほか、名古屋や鹿児島などから駆け付けた宝くじファンも並んだ。

 一番客は、開店2時間前から並んだという宇部市内の男性。「知人に頼まれて100枚以上を購入した。一番になれないかもとひやひやしながら来たが、一番になれてよかった」と話す。

 山陽小野田から姉妹で来た女性は「あまりの話題に今日は気合を入れて初めて並んだ。あとは当たるように願うばかり。抽せん日までは冷蔵庫で保管する(笑)」。当せんしたら「堅実に子どもの学費に充てたい」と笑顔を見せる。

 同売り場担当者は「県内でも断トツの販売枚数がある。今回も初日から盛り上がりを見せており、絶好調の滑り出し」と話す。先月の誤報は、売れ残ったくじの中に当たりくじがあったことを地元紙が報じ、「残り福」として話題になった。同担当者は「それも追い風にしていきたい。また高額当せんが出たら夢のようにありがたい話。この売り場の強い引きに期待したい」と話す。

 今年の年末ジャンボ宝くじの当せん額は1等=5億円、1等前後賞=1億円、2等=2,000万円。当せん本数は1等=49本、1等前後賞=98本、2等=98本。

 同時に販売する「年末ジャンボミニ7000万」は、1等=7,000万円、2等=700万円、3等=70万円。当せん本数は1等=190本、2等=380本、3等=3800本。

 販売は12月19日まで。営業時間は10時~18時30分(土曜・日曜は18時まで)。価格は1枚300円。抽せんは12月31日に行われる。

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