宇部市、ふるさと納税のお礼に「ジャンボ宝くじ」-「奇跡の売り場」で地元PR

「ふるさと納税を通して宇部市を知ってもらえれば」と宇部市総合政策課の金子龍一さん

「ふるさと納税を通して宇部市を知ってもらえれば」と宇部市総合政策課の金子龍一さん

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 宇部市(宇部市常盤町1)は11月10日、「ふるさと納税」の「お礼」に宝くじを進呈する実験事業を実施することを発表し、同日受け付けを開始した。

3年連続で年末ジャンボ1等が出た「奇跡の売り場」

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 ふるさと納税は、任意の地方自治体に寄付をすると2,000円を超えた額が所得税と住民税から控除される制度。同市では昨年10月に寄付者への「お礼の品」を充実させ、地元農産物やスイーツ、地酒などを贈呈してきた。今回、お礼の品に「ジャンボ宝くじコース」を新たに設け、同市から高額当せんが出ている話題に乗って歳入増加と知名度向上を図る。

 贈呈するくじ券は、高額当せんを連発し「奇跡の売り場」と呼ばれる「宇部琴芝チャンスセンター」で購入する。宇部市政策企画課の職員が同売り場に行って購入し、その様子は同市のホームページに掲載していく予定。

 11月21日に発売する「年末ジャンボ宝くじ」と、来年2月に発売予定の「グリーンジャンボ宝くじ」の販売期間に合わせて寄付を受け付ける。寄付は1口1万円(最大5口まで)で、1口につき10枚を贈る。連番やバラの指定はできない。

 「9月の宇部市議会で議員からの提案を受け、宝くじで宇部が全国的に注目されていることから、その話題性にあやかって宇部をPRしようと実験事業として開始した」と経緯を話す同課課長補佐の茂刈孝子さん。

 「昨年度は1,004万4,000円、本年度は既に全国から689万円の寄付を頂いている。宝くじを通じて宇部市の知名度が上がり、経済の活性化につながることを期待したい」とも。

 納付期限はジャンボ宝くじの販売終了10日前。年末ジャンボの場合は、12月2日前後を申込期限とし、12月9日を納付期限とする。

 納付期限前に宝くじが売り切れた場合は、お礼の品として用意している「ふるさと味わいコース」(5,000円相当)を贈る。

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