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宇部の萩焼専門店「萩焼屋」が改装-「萩焼がより映える雰囲気に」

落ち着いた雰囲気に改装した「萩焼屋」店内

落ち着いた雰囲気に改装した「萩焼屋」店内

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 宇部・際波の萩焼専門店「萩焼屋」(宇部市際波西際波台1、TEL 0836-41-7925)が10月1日、リニューアルオープンした。

店内には萩焼300点がずらり

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 萩や美祢、山口など県西部に窯を構える萩焼作家の作品を紹介するギャラリー兼オフィスとして、2月28日にオープンした同店。今回のリニューアルは「萩焼がより映える雰囲気にするため」で、白を基調にした店内から紺色の漆喰(しっくい)と木目調を全面に変え、落ち着いた雰囲気を演出。テーブル席4席を設けた。

 深みのある木で作る棚には、これまで同様に萩焼作家の松尾邑華さんや坂倉善右衛門さん、岡田泰さんなど10人の作品約300点をそろえる。

 店主の板垣克昌さんは「萩焼を世界に発信したい」とアメリカ・ロサンゼルスからの帰国後に同店を開き、今春にはオンラインショップも立ち上げて販売を行ってきた。

 オープンからこれまでの様子について「地元を拠点に海外へ萩焼の伝統・文化の素晴らしさを伝えたいと始めたが、今年は縁を作ることに奔走してきた。今夏にはイギリスやフランスなどヨーロッパやアメリカ、カナダなど6カ国を回り、日本文化を扱うミュージアムのショップやギャラリーなどを巡ってきた」と話す。

 店舗では、幅広い年代の女性客が多く、手土産や普段使いに求める人が目立つ。「当店は住宅街の奥だが、場所は問題ではなかった。地元でもまだまだ萩焼の魅力を伝えていけると実感している」と板垣さん。

 「『どの作家が作ったものか調べてほしい』という依頼や海外からの問い合わせも増えてきている。来年には作家を招いたイベントも月に1度のペースで開いていく。萩焼の魅力は土の風合い。萩焼のことなら何でも応えられるようにしていきたい」とも。

 営業時間は10時~20時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。

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