宇部を舞台にした体験型観光イベント「うべ探検博覧会 5th Anniversary」が3月14日、始まった。
地元の魅力再発見や地域活性化を目的に2010年秋から始まった同イベント。今回は5周年を記念して、期間を2週間にしたショート版として開催。グリーンツーリズムと町歩きに焦点を当て、これまで行ったものの中から人気の高いプログラムや、同事務局がよりすぐったものを実施する。
実施するプログラムは、片道約1時間半をかけて山歩きする「霜降山トレッキング&ヘルシー豆腐会席」(26日)や、東岐波の漁港で競りの見学などをする「買って・食べてまるごと魚市場体験」(18日)のほか、船木の街並みを散策する「旧街道をゆく、歴史と絶品スイーツ」(19日)、厚東川ダムと宇部丸山ダムを巡る「ダム萌ゆ」(23日)など、全15プログラム。
同イベントはこれまでに6回実施され、延べ参加人数は7500人を超える。同事務局スタッフの中村幸治さんは「始まった当初は主婦層や年配の方などの参加が目立っていたが、回数を重ねるごとに定着し、地元に興味を持っている人や男性、親子連れでの参加が増えてきた。昨年と一昨年には夏休み中の子どもを対象にした『キッズうべ探』を開いたことからも、若いファミリー層にも周知することができた」と話す。
「趣旨の根底は、町歩きを観光として捉え『地元を歩いて知る』ということ。毎回とても楽しんでいる様子の参加者の顔を見ることがとてもうれしい。もっと地元の楽しさ、素晴らしさを伝えて好きになってもらいたい」と笑顔を見せる。
参加申し込みはホームページで受け付ける。問い合わせは同事務局(TEL 0836-39-7460)まで。イベントは3月27日まで。