山口・阿知須の道の駅「きららあじす」(山口市阿知須、TEL 0836-66-1001)が3月26日、オープンから10周年を迎える。
2005年に県内18番目の道の駅としてオープンした同駅。駅内には、地元農家から毎朝届く新鮮な野菜を中心に、弁当や土産品、焼き立てパンや鮮魚など約2000品目を豊富にそろえる。
「10年間で地域に根差し、地元の方に日常的に利用いただく場になった」と話す同駅総務主任の浜谷誠司さん。1000人が来店する平日のコア層はシニア層で、昼前が最も混み合う。週末には親子連れやドライブ中の若者など、1日に2500人が来店。阿知須や宇部・山口・防府など近隣を中心に、年間約80万人が利用し、4億円前後を売り上げる。
近年では、仕事帰りの女性やスポーツウエア姿の利用客も目立ち、同駅横の山口きらら博記念公園での運動を目的にした人の立ち寄りも増えてきているという。「年々、より気軽に立ち寄っていただける場になってきていると実感している。テークアウトコーナーで販売している、阿知須特産のくりまさるを使った『カボチャソフト』は当駅の名物で、目当てに来られる方も多い」とも。
オープン10周年を記念し、今月22日には「10周年記念祭」を実施。「あじす地産地消鍋」1000食を無料で振る舞うほか、「周防猿回し」や「ファイヤージャグリング」の披露、焼き鳥や回転焼きなどを販売する「阿知須満腹市」や「木工教室」、つるしびな「ひなもん」の展示や餅まきなども予定する。当日は1万人の来場を見込む。開催時間は9時~15時。
「地元の方と一緒に歩んできた10年間だった。これからも、おもてなしの気持ちを忘れずに、何度も利用していただけるホッとする休憩所であり続けたい」と笑顔を見せる。
営業時間は8時30分~19時(鮮魚コーナーは17時まで)。