山陽小野田市が現在、子育て世代を支援する「子育てコンシェルジュ」を募集している。
子育て関連施設や子育て世代が集まる場所などに出向き、「保育サービスの利用調整や関係機関へのつなぎ」「保護者の就労支援」「子育てに関する相談や助言」など、子育て関連情報の提供、支援を行うもので、子育て世代のさまざまな声にきめ細かく対応し、適切な支援につなげて継続的なフォローを行う支援員を設ける。同市として初の試み。
同市こども福祉課の山田寿実子さんは「子ども・子育て支援事業計画の策定に向けて実施された『子ども・子育て支援に関するニーズ調査』では、育児に関する不安や負担を感じるという声が多かった。その意見を受けて、県内でも広がりつつある子育てコンシェルジュを当市でも始めることになった」と話す。
対象は、保育士や社会福祉士、幼稚園教諭など、対人援助に関する有資格者で、保育・子育てに関心があり、パソコン(ワード、エクセル程度)の操作ができ、普通自動車運転免許を有して日常的に運転している人。
同課の川崎浩美さんは「あまり難しく考えず、子育ての力になりたい方は気軽に応募してほしい。自分の足でいろいろな場所へ出向き、より多くの子育て世代の方と交流をしながら楽しく活動してもらえれば」と応募を呼び掛ける。
応募期限は11月10日。委託期間は12月1日~来年3月31日。原則として市役所の開庁日のうち週4日業務を行う。問い合わせは同市こども福祉課(TEL 0836-82-1207)まで。