山陽小野田の総合園芸農場「花の海」(山陽小野田市埴生、TEL 0836-79-0130)で11月20日、イチゴ狩りが始まった。
今年のテーマは「さまざまな世代がゆっくり楽しめるいちご狩り」。2005年から始まった同園のイチゴ狩り。昨年は7万人以上が来園した。
この日はオープニングセレモニーを開き、社会福祉法人「山陽福祉会サンライフ」山陽デイサービスセンター(埴生)、こどものいえそらまめ(下関)、社会福祉法人「むべの里あゆみ」(宇部)から48人を招待した。
同園イチゴ部部長の北村隆さんは「毎年違った品種を育てている。秋から春に向けて移り変わるイチゴの味を楽しんでほしい」とあいさつ。同園の前島昭博社長と各施設の代表者でテープカットを行った後、イチゴ狩りが始まった。
現在収穫できる品種は「かおりの」「おいCベリー」「四星」の3種類。参加した子どもたちは保護者と一緒にイチゴを食べ比べながら楽しんだ。最年長参加者の平野實さん(98)は「イチゴがこんなにたくさん実っている場所で食べられることはめったにない。とてもおいしい」と笑顔を見せていた。
同園総合交流部部長の小玉健太さんは「今年はイチゴ狩りを体験してもらうだけでなく、イチゴの新しい楽しみ方や今までと違った食べ方を提案していきたい。現在96人の生産者と運営する野菜売り場にも力を入れている。地元の人が作った旬の物を、地元の人が食べるという循環ができれば」と話す。
イチゴ狩りの受付時間は10時~16時。料金は、一般(小学生以上)=土曜・日曜・祝日1,600円、平日1,400円。幼児(4歳以上)・高齢者(75歳以上)・障がい者=800円。6月中旬までを予定する。