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山陽小野田の菓子店「伝助」10周年 接客やラッピングにもこだわり

「一つからでも気軽にどうぞ」と恒松さん

「一つからでも気軽にどうぞ」と恒松さん

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 山陽小野田の菓子店「伝助」(山陽小野田市西高泊、TEL 0836-83-9060)が11月17日で10周年を迎えた。

「和洋折衷」の菓子がズラリ

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 1925(大正14)年、「つねまつ菓子舗」が同市セメント町に開業。当初は和菓子を販売していたが、昭和50年代の洋菓子ブームを受け、洋菓子の提供も開始。2005年に郊外型店舗として同店をオープンした。

 店主の恒松恵子さんは10年を振り返り、「イメージを一新したいという気持ちがあったが、昔からのお客さまも変わらず来てくださっている。『ここは品ぞろえが多いし、店が明るい』『駐車場が広い』と喜んでいただけた」と話す。「開店した時は幼稚園に通っていた子が、今では中学生になっており、自分の小遣いで商品を購入する姿を見ると10年を感じる」とほほ笑む。

 ショーケースには、米粉を使った「ロールケーキ」(860円)やふわふわとした食感のドーム型チーズケーキ「ふわたまちーず」(1,080円)、「もちパイ」(160円)、「クッキーシュー」(130円)など、コンセプトの「和洋折衷」「できたて」に沿った商品が並ぶ。生ケーキ(290円~)は10種類ほどを取りそろえる。客単価は1,500円~2,000円。「遠方へのお土産や訪問先への手土産など、プレゼントのために購入する方が多い」という。

 「服装を気にする方もいるが、パジャマで立ち寄っていただいても構わない。ベビーカーや車いすでお越しの方、小さな子ども連れのお客さまもゆっくりと見ていっていただけるよう配慮している。商品一つからでも購入しやすいような気取らない店でありたい」と恒松さん。

 「開店している時間はお客さまに平等に接することを心掛け、予算に合った詰め合わせの提案や、丁寧なラッピングを行ってきた。この現状を維持したい。プレゼントが必要な時、手土産をもって出掛けたい時に思い出してもらえる店になれれば」とも。

 営業時間は9時~19時。水曜定休。

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