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宇部・西岐波の和菓子店で「じゃんぼいちご大福」今年も 販売日は店頭にのぼり

38グラムを超える4Lサイズのイチゴを使う「じゃんぼいちご大福」

38グラムを超える4Lサイズのイチゴを使う「じゃんぼいちご大福」

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 宇部・西岐波の和菓子店「若狭屋」(宇部市西岐波、TEL 0836-51-9301)が12月7日、今年も「じゃんぼいちご大福」の販売を始めた。

販売する日は店頭にのぼりを掲げる

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 口コミで広がり、人気を集めている同商品。仕入れたイチゴに38グラムを超える4Lサイズのものがあった時のみ販売。価格は350円。黒あんと白あんの2種類を用意する。

 昨年から始めた38グラム以下のイチゴを使った「3Lサイズのいちご大福」(270円)を今年も販売する。販売期間は3月末までの予定。

 使うイチゴは熊本県の農家から仕入れる品種「幸せのかほり」。あんや餅にもこだわり、保存料や添加物は使わない。店主の前田昌子さんは「通常サイズのものは約30年近く販売している。宇部では、いちご大福の取り扱いが一番早かった」と話す。

 イチゴは水洗いをした後、丁寧に水切りをして仕分けを行う。「38グラム以上で傷のないものだけを使うので、日によって提供できる数に違いがある。昨年は80グラム以上のイチゴもあり、用意している容器に入らなかった。手が大きくないと作るのが難しい」と娘の前田美幸さん。ポイントとしてイチゴの先端を少しだけ餅の外にのぞかせる。

 例年の製造個数について、「平日は約400個、週末には約700個。バレンタインやひな祭り、ホワイトデーなどイベントの時には約1500個作ったことも。1月下旬~2月中旬にイチゴの数が増えてくるので、その時には特別大きいサイズのイチゴが登場する確率が高い」と話す。

 「仕入れ状況によっては『じゃんぼ』を製造できない日もあるので、販売できる日にはわかりやすいよう店頭にのぼりを掲げる。売り切れてしまう日もあり、常連さんはあらかじめ電話で予約している。既に年末の予約も入っている」と昌子さん。

 「イチゴは固めで実がしまって、傷のないピカピカのものを選んでいる。とても味が濃く、食べるとジューシーな果汁があふれてくる。和菓子は見た目が地味だが、また食べたくなるような一過性ではないものを作りたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~18時(売り切れの時は早めに閉店)。日曜・祝日定休。

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