クリスマスを前に街中のイルミネーションがにぎわいを見せる中、山陽小野田・竜王校区の民家のホームイルミネーションが話題になっている。
2階建ての建物と駐車場、庭を明るく照らす同イルミネーションのテーマは「子どもが喜ぶクリスマスイルミネーション」。
ミッキーマウス、アンパンマン、キティーちゃん、ドラえもんのほか、クリスマスらしく雪だるまやサンタのブローライトを約60個置き、電飾の「発色の良さ」にこだわる。2階にはガーデンプロジェクターを設置し、ベランダの屋根にイラストを映す。現在、近所から歩いて訪れる見物客が静かに写真撮影をしている。
同民家の主人によると、3人の子どもを楽しませたいとの思いで15年前に始めたという。「最初は玄関前だけだったが、徐々にイルミネーションの数が増えた。当時は子どもが幼稚園や小学校に通っており、その名残からキャラクターのライトが多い」と振り返る。
飾り付けは休日を使い約1カ月をかけて1人で取りつけ、11月15日から点灯を始めた。「これが趣味。好きでないと続けられない。頭の中でイメージを思い描きながら設置するのは楽しい。妻には金銭的な面から反対されることがあるが、ほかにお金を使う趣味はないのでそう高くないと思う」と話す。
「長く続けてきたイルミネーションだが、今年で最後にしようと考えている」とも。「楽しいが、やはり1人で設置するのは大変。縮小をするよりはパッとやめたい。自治会の人たちは『真っ暗になるので続けてほしい』と言ってくれるため検討している所」と話す。
点灯時間は17時30分~22時。12月29日までの予定。