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山口・道場門前の書店「文榮堂」が刷新 カフェ併設で「売り上げ140%増」

カフェを併設して刷新した「文榮堂」

カフェを併設して刷新した「文榮堂」

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 山口・道場門前の書店「文榮堂」(山口市道場門前1、TEL 083-925-0116)が、カフェを併設してリニューアルオープンし、1カ月半が過ぎた。

「文榮堂珈琲」の店内

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 1949(昭和24)年に創業し、2階建ての店舗で「商店街内の書店」として親しまれてきた同店。今回、1階部分を大幅に改装して文具・雑貨コーナーを新設し、「文榮堂珈琲」としてカフェを併設。大がかりな刷新を行った。オープン日は、書店=3月2日、カフェ=3月7日。

 約150坪の店内は、色合いを黒から白に変えて明るくし、新書・文庫コーナーは2階に移動させた。カフェは、同店横の約15坪の元アンティーク店を改装してつなげ、書店内から行き来ができるようにした。店内は、木のナチュラルな色合いと黒を基調に17席を設ける。

 カフェで提供するコーヒーは、オーダーを受けてから一杯ずつ豆をひき、ハンドドリップで提供。「オリジナルブレンド」(350円)や「カフェラテ」(450円)などのほか、紅茶や「コーラフロート」(以上350円)など約25種類のドリンクメニューを用意。「パンケーキ」(450円)や「季節のマフィン」(280円)などフードメニューも用意する。

 リニューアルには、「店舗が古くなってきた」ことと「シャッターが目立ち始めた商店街ににぎわいを創出したい」と踏み切った。

 オープンからこれまでについて、「カフェを併設して来店動機を増やしたことで、これまで50代以上だった客層に加え、弱かった20代・30代の層が急増した。相乗効果で書籍の売り上げは前年比で140%アップした。予想以上」と同店事業部長で店長の山本貢士さん。

 「利用客の若返りで家族連れも増え、児童書も動くようになるなど変化がある。ハード面が整ったので、今後は接客の質などソフト面の向上に努めながら、商店街内での回遊も生み、元気を発信していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~19時(カフェは11時~18時)。

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