山口・佐山の住宅街で5月27日~29日の3日間、木工職人と鍛冶職人コラボ展「丁寧に紡ぐ 暮らしの道具展」が開かれる。
宇部の木工職人・鮎川大樹さんと防府の鍛冶職人・横田弘志さんによるコラボ展。発起人で、イベント企画を手掛ける「えくらっちょる」(山口市佐山)の宮崎知美さんの自宅を会場に、両作家の作品を展示する。
きっかけについて、宮崎さんは「たくさんの物があふれる中で、こだわりと技術・ストーリーを持って作られた職人の手掛ける作品を紹介したいと思い企画した。以前から縁のあった横田さんと宇部で行われたコラボ会で知り合った鮎川さんに声を掛け、異業種の職人のコラボが実現した」と話す。
鮎川さんは宇部・船木に自宅兼工房「樹工大樹」を構え、ムクノキをコンセプトにしたオーダー家具を手掛ける。横田さんは、防府・上天神にカフェ・ショップ「空間茶天」(防府市上天神町6)を構え、同エリアの工房では、鉄で作るランプシェード、花器など暮らしで活用できるアイテムを手掛ける。
当日は、鮎川さんは木で作る器をメインに展示するほか、横田さんはフライパンや蚊取り線香立てなど、「暮らしで使えるアイテム」をそろえる。
そのほか、市内阿知須の山口・阿知須の仏レストラン「ル・マルカッサン」(山口市阿知須)がサンドイッチをケータリングするほか、横田さんが手掛けるコーヒー豆の焙煎(ばいせん)機を使って実演で豆をひき、その豆を使ってコーヒーを提供する。実演とコーヒーの提供時間は11時30分~。
宮崎さんは「作品を見ていただくのはもちろん、イベントとして楽しんでもらえる内容にした。特に、作品にどんな思いが込められているかを直接聞いてほしい。子育て世代の方にも子ども連れでお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時30分~16時。今月29日まで。